ディズニーランドのウエスタンランドにある「蒸気船マークトウェイン号」が浮かんでいる「アメリカ河」の水にはミシシッピ川の水が流れているんですよ!これには、アメリカ河に込められたディズニーランドの想いや精神が流れているんです。今回はその秘密をご紹介しましょう。
GW(ゴールデンウィーク)に入って、行楽地はどこも賑わっていますね。
ディズニーランドやディズニーシーも混雑してきていますよ。
と言っても、ゴールデンウィーク前半の4月26日(土)、27日(日)の連休は、めちゃ混みの混雑ではなく、比較的すいているというか、アトラクションの待ち時間も「通常の土日並み」という感じでしたね。
春休み中の平日の方が混雑度合いは激しかったですから・・・
GW前半は、ゆっくりと推移している印象です。
その分、5月に入ってからは「超混雑状態」になると予想しています。
超人気のアトラクションは、ファストパスを取ることすら一苦労でしょうし、待ち時間も180分以内であればラッキーくらいの心づもりをしておいた方が良いと思いますよ。
超混雑になるでしょうが・・・
この時期は気候も良いですし、パーク内を歩いていても暑いくらいの日もあるかもしれませんね。
そんな気候の良い時期には、水辺のアトラクションがおすすめなんですが・・・
今回は、ディズニーランドの「蒸気船マークトウェイン号」についてのエピソードをご紹介しましょう。
こんなに暖かな時期には、「蒸気船マークトウェイン号」に乗って、ゆっくりと周りの景色を眺めるのって、すごく気持ちいいんですよね。
特に、混雑時期にディズニーランドを訪れた人たちは、ファストパスを取ったりアトラクションに並んだりと、すべてにおいて慌ただしい思いをしているでしょうからね。
私もそうですが、「蒸気船マークトウェイン号」に乗ると、「ホッと一息・・・」というか、船上だけは時の流れ方がゆっくりしているようにも感じます。
この「蒸気船マークトウェイン号」は、1983年4月15日に、東京ディズニーランドがオープンするのと同時にオープンしたアトラクションなんです。
創業以来ずーっと続いているアトラクションということですね。
2014年で31年目に入ったということですから、非常に長いです。
マークトウェイン号は、本物の蒸気船で、その船内は4階建ての構造になっているんです。
◆1階:メインデッキ
◆2階:プロムナードデッキ
◆3階:テキサスデッキ
◆4階:操舵室(立ち入り禁止)
ゲスト(一般の来園者)が入ることができるのは1階から3階までで、4階にある操舵室へは立ち入り禁止となっています。
その操舵室には、船長の「ランドルフ・ノックス」と一等航海士の「ジェイコブ・ブラッグス」がいるんだそうですよ。
そして、「蒸気船マークトウェイン号」が浮かんでいるのが「アメリカ河」。
河(川)と言っても、リング状に作られた大きな池ということなんですが・・・
真ん中には「トムソーヤ島」が浮かんでいますよね。
この「トムソーヤ島」へは、「トムソーヤ島いかだ」というアトラクションがあって、いかだで渡っていくことができます。
さて、この「アメリカ河」。
東京ディズニーランドオープン時からあったんですが、この川の水には、アメリカの「ミシシッピ川の水」が入っているんですよ。
東京ディズニーランドのグランドオープン前のある日、「蒸気船マークトウェイン号」の就航式が行われました。
この時に、マークトウェイン号のデッキから瓶に入ったミシシッピ川の水がアメリカ河に注がれたんです。
分かりますか?
画面中央より少し右側です。
ミッキーの前あたりから、ミシシッピ川の水が注がれています。
ディズニーランドの「アメリカ河」は、単なる川ではなく、ミシシッピ河の先に広がる広大な大地に挑んだ古き良きアメリカの開拓者たちの精神(フロンティアスピリット)を受け継ぐ河という意味なんですね。
この川は未来へとつながっているという感じでしょうか。
そういった意味(願い)を込めて、ミシシッピ川の水が注がれたんだそうです。
いいですね。
わざわざミシシッピ川の水を持ってきて入れたとしても、ゲストにとっては何も変わりません。
しかし、そういう願いや精神を受け継ぐという気持ちは、ゲストの人たちにも、必ず伝わっていくことでしょう。
こういうところで、ますますディズニーのファンになっちゃうんですよねぇ・・・ (*^_^*)
「蒸気船マークトウェイン号」に乗って、ゆっくりと景色を眺めながら、アメリカの開拓者たちの精神(フロンティアスピリット)に思いを馳せてみるのも良いかもしれません・・・